「1本からはじまる社会貢献」身近な生活行動でSDGs達成へ
グラミン日本、防災・防犯自販機協会と共同事業を開始
~ 本日より協賛企業募集の受付も開始 ~
一般社団法人グラミン日本(所在地:東京都中央区、理事長:百野公裕、以下「グラミン日本」)は、一般社団法人防犯・防災自販機協会(JAOC)(所在地:東京都大田区、代表理事:五味隆介、以下「防災・防犯自販機協会」)と、2022年11月24日(木)より持続可能な支援への取り組みとして、生活に身近な自動販売機や外貨両替機を活用したSDGs達成のための共同事業を開始いたします。
あわせて本事業の開始に伴い、自動販売機や外貨両替機の設置場所を提供していただける協賛企業の募集も行います。

ラッピング自動販売機のイメージ

世界経済フォーラムが公表した「ジェンダー・ギャップ指数2021」によると対象国となる156ヵ国中、日本は120位と低位にあり、特に低い「経済参画」では「労働参加率の男女比」「賃金の男女格差」などの課題が挙げられています。
また内閣府男女共同参画局が公表した「女性活躍・男女共同参画の現状と課題」では、ひとり親世帯の中でも母子世帯における非正規就労率が50%を超え、平均年間就労収入は200万円となる現状が示され、長引くコロナ禍で女性の自殺者が増加している社会の状況に対する強い危機感が見られます。

これまでグラミン日本では、ひとり親世帯を中心とした生活困窮の状態にある方々に、マイクロファイナンスや就労支援プログラムを提供し、起業や就労による自立支援を行ってきました。
今回、当団体の活動を持続的に発信・周知、「貧困」や「ジェンダー平等」などSDGsの目標にコミットし、より幅広い女性を支援するため、防災・防犯自販機協会と新たに共同事業を開始します。
本事業は、グラミン日本のロゴなどがラッピングされた清涼飲料自動販売機や外貨両替機、次世代自動販売機において、消費者が通常通り自動販売機で飲料を購入すると、収益の一部がグラミン日本に寄付される仕組みとなっており、当団体の活動資金として活用されます。消費者は「1本からはじまる」自動販売機での購入という身近な行動で社会課題の解決に向けたアクションができ、また協賛企業も省スペースと電気代のみで活動を支援することができます。

本事業の開始に伴い、自動販売機や外貨両替機の設置場所を提供していただける協賛企業の募集も開始いたします。まずは、2022年度内に80台の設置を目標に、協賛企業を増やしていくことで、女性の支援と当団体の啓発に取り組んでまいります。

●協賛企業:株式会社 美佑温コメント
私たちは、生まれてきてくれてありがとうと、赤ちゃんとそのお母さんあてに木馬を送るスマイルベイビープロジェクトをグループの会社と一緒に8年程続けています。生まれてきてくれた赤ちゃんの幸福度を高めるためにも、子育てをする母親が笑顔で豊かな毎日を送るためにも、このようなプロジェクトに参加できることを大変うれしく思います。

<法人防犯・防災自販機協会との共同事業概要>
● 目的 「貧困」や「ジェンダー平等」などSDGs目標達成に向けた資金確保
グラミン日本の取り組む社会課題に関する啓発活動
● 事業開始日 2022年11月24日
● 設置予定台数 80台(2022年度)
● 設置場所(現時点で設置が決まっている場所)
①埼玉県川口市マンション
②株式会社 美佑温(大阪府内 オフィス)
③株式会社 美佑温(東京都内 オフィス)
④SMBC日興証券株式会社*(一部の支店内)
*グラミン日本の活動に賛同し企業プロボノとして参画中
● 対象 清涼飲料自動販売機、外貨両替機、次世代自動販売機(物品販売)
● ポイント
①協会がメーカーの調整から設置運用管理までワンストップで実施
②協賛企業(設置場所)はスペースと電気代の負担のみで支援が可能
③消費者は普段と変わらぬ消費で支援参加が可能
④メーカー(飲料・物品協賛)は従来と変わらぬ運用で、女性支援と優良な設置場所の獲得を実現
● 仕組み ※清涼飲料自動販売機の場合

グラミン日本と防災・防犯自販機協会が実施する清涼飲料自動販売機の事業スキーム

<協賛企業募集要項>
【清涼飲料自動販売機】
・新規設置をご検討のロケーションオーナー様
・屋内・屋外(山間部などオペレーションが難しい場所は不可)
・2トントラックが入れる場所(一方通行など道幅が狭い場所は不可)
・電源の確保が出来る場所

【外貨両替機】
・新規設置をご検討のロケーションオーナー様
・屋内(雨風を防げる場所であれば屋外でも可)
・外国人の利用がある施設様、店舗様
・電源の確保が出来る場所

【次世代自動販売機】
・屋内(雨風を防げる場所であれば屋外でも可)
・電源の確保が出来る場所

●本件に関するお問い合わせ(自販機設置に関するもの)
一般社団法人防犯・防災自販機協会
担当: 藤井
fujii@jaoc.jp

●本件に関するお問い合わせ(メディア)
一般社団法人 グラミン日本 事務局 広報チーム
Email:pr@grameen.jp

■ 一般社団法人グラミン日本(https://grameen.jp/)
ムハマド・ユヌス博士により、バングラデシュに設立されたマイクロファイナンス機関「グラミン銀行」の日本版として2018年に設立。グラミン銀行は、生活困窮層の自立を支援した功績により2006年にノーベル平和賞を受賞しました。「誰もがいきいきと社会で活躍する持続可能な社会」の実現をビジョンに掲げ、主に生活困窮の状態にある女性に対して、生活資金ではなく「起業や就労の準備資金」を融資するマイクロファイナンスと、多様なパートナーとの共創によって生まれる「一歩を踏み出す機会」を提供することをミッションとしています。私達は、チャンスを願い、一歩を踏み出そうと想う人々の伴走者として、共に歩み続けます。

■ 一般社団法人 防犯・防災自販機協会(http://jaoc.jp/)
当協会は、2014年に飲料自販機を活用した「防災・防犯システム」を全国に普及させることを目的に設立しました。設立後、地域における「防災・防犯システム」の普及をミッションに、安心安全な街づくりを目指し活動しています。今では、多くの企業、行政機関にも採用され評価されています。現在、国内の飲料自販機は約240万台が稼動しており、今後さらに、防犯カメラ、サイネージ、通信拠点等、防災・防犯など地域の人に役立つ機能を付加することにより欠かせない社会的基盤になると考えています。私たちはこれからも、「防災・防犯システム」を普及、推進しより安心安全内な街づくりに貢献していきます。